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児玉 恵 さん

INTERVIEW
#04

ブラッドオレンジ栽培部会長

ブラッドオレンジ

[育てている柑橘]ブラッドオレンジ

ブラッドオレンジには『タロッコ』と『モロ』という2つの代表的な品種があり、一番メジャーなタロッコは食味がいいので生食にむき、モロは赤みが強く、スイーツの材料として飲食業界でも重宝されている。
30年近いキャリアを誇るみかん農家の3代目で『ブラッドオレンジ栽培部会』の代表でもある児玉さんにブラッドオレンジ生産について伺いました。

ブラッドオレンジを始めたきっかけは地球温暖化

平成3年(1991年)に激しい日米経済摩擦を背景に牛肉、オレンジの輸入自由化がスタートした。
そんななか愛媛県では今後の柑橘栽培をどうするかを考えるために世界中の柑橘の樹をあつめていた。イタリア原産のブラッドオレンジの樹が3本そのときに入ってきていたのだが、誰の目にもとまることはなかった。
それから数十年、地球が温暖化してきていることうけ、温暖な気候であればブラッドオレンジの栽培ができるのではないと目をつけた研究者がいた。その話に半信半疑のなか、取り組んだのが児玉さんだった。

新しい品種を拒む壁

ブラッドオレンジはその名の通り、赤い果肉が特徴だ。
栽培をはじめたブラッドオレンジをみた周囲の人は、「そんな腐ったものをどうするんだ」「誰がそんなものを食べるんだ」と言ってきたそうだ。そこでブレたらいけないと児玉さんは言う。
買ってくれるのは、農家ではない、東京のお客さんなんだと説得しながらブラッドオレンジの生産者を増やしていった。
周囲からは、批判めいた名で「血塗られたオカルト集団」と揶揄されたこともあった。それでも市場はついてきた。
国産のブラッドオレンジのニーズが多くなり値段もついてくるようになった。
そして、現在では、地域全体で290人以上が作る宇和島の一大ブランドとなったのだ。

未完成な柑橘「ブラッドオレンジ」

紅マドンナや甘平は、すでに完璧で手を加えることができない果物だと児玉さんは語る。
一方、ブラッドオレンジはシェフやパティシエの手によって無限の可能性を引き出せる。
イタリアン・フレンチ・スイーツ・変わったものではブラッドオレンジごはん・お茶漬けなど、いろんな料理に変身させることができる。変幻自在の魔法の柑橘、それがブラッドオレンジなのである。

ブラッドオレンジは3度ビックリする

蓋を開けてビックり、切ってみてビックリ、最後に食べてビックリ
国産宇和島ブラッドオレンジは最高峰。全国の一流シェフがこの味を知り虜になっている。
「ぜひ食べてみてそのびっくりを体験してください」と児玉さんは目を輝かせて語った。