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加賀山 浩志 さん

INTERVIEW
#03

玉津柑橘倶楽部

ぽんかん

[育てている柑橘]極早生・早生・ぽんかん・20号・ネーブル・宇和ゴールド・せとか・姫小春・紅マドンナ・清見・レモン・晴姫・甘平

数多くの品種を育てる中で、加賀山さんの園地の約2割を占めるのがぽんかん。
柑橘栽培を営む御両親と併せて4.5haの園地を管理する5代目のみかん農家加賀山さんの取り組みをききました

5代目のみかん農家

旧吉田町玉津地区には若い生産者が多い
20代−40代の生産者が特に多く、現在29歳の加賀山さんはすでに中堅くらいだという。
玉津に戻ってきたのが4年前、建設会社につとめていた加賀山さんはみかん農家にもどってきた。
現在は御両親と併せて3人で農業に携わっている。
もどってきた加賀山さんは、苗木の管理をこなし、地域の行事にも積極的に参加している。山をまもる宿命を背負って生まれてきた加賀山さん、みかん農家になることを強要されたことは一度もないが、やりたくないように育てられたのかもと語る。

急斜面の多い玉津地区

旧吉田町玉津地区は柑橘の生産に適した急斜面が多い。
日当たりがよく水はけの良いこの地は昔からみかんの生産がさかんだった。その一方、西日本大豪雨では
甚大な被害を受けた。若手の生産者が多い玉津地区の生産者が団結して、復興に尽力した。
玉津地区では、約200名の生産者がいる。最近は行政も手助けして、Iターン・Uターンの生産者を集めている。
若い生産者がいるからこそ、新しい時代をつくる一大産地である。

生産のこだわりは「適地適作」

4代目の父親からみかんづくりを教わっている。
加賀山さんの生産方法で一番大事にしているのは、「適地適作」という考え方だ。
水はけのよいところ、日当たりの良いところ、などを見極めながら環境にあった品種の柑橘を育てる。
品種にあった園地選びが非常に大切だ。多くの園地を有する加賀山さんが多くの品種を育てていた理由がここからも分かる。肥料は多くても3回、これ以上は与えないのが加賀山さんの生産方法だ。
収穫のあとに手を入れない農家が多いらしいが、加賀山さんは収穫後に弱った樹木に液肥を与えている。
全体の山と利益率を考えて、園地に手を加えていくのだ。
収穫の忙しい時期には、全国から応援が来る。家に宿を構えていて受け入れをしている。
「親父に会いに来る」といった感じと加賀山さんは笑いながら語る。
父親が築いてきたつながりが今の生産の現場を動かす力となっている。

今後やってみたいこと

今はまだ始めたばかり。より効率よくやっていくことを突き詰めていきたいと語る。
父親の頭の中にある経験がまとまっていないことが多いという。
ときには理解できずぶつかりあうこともあるそうだ。職人気質の父親のスキルをちゃんと言葉にして
より効率的に進められるようにすること、そして次の世代につないでいくことが大切だと加賀山さんは語っていた。